Archive for2010/5

週刊将棋で選手権記事 & アマCOM戦自戦記開始

週刊将棋2010年5月12日号にて、第20回世界コンピュータ将棋選手権の結果を伝える記事と、「第2回週将アマCOM平手戦」の最初の自戦記が掲載されていますが、

  • 秋に清水女流二冠と対戦するコンピュータ将棋はまだ決まっていません。こちらにも書かれているとおり、第20回世界コンピュータ将棋選手権の勝者が出場するわけではありません。決定は本番一か月前までとあり、現在はまだ開発中の段階、といえるでしょう。
  • GPS将棋の紹介を執筆しているのは、金子知適さんですね。

第20回世界コンピュータ将棋選手権は背表紙を含む2ページにわたって掲載されていて、週刊将棋ではタイトル戦に準ずる扱いですが、それでもかなり凝縮して書かれた印象で、選手権のボリューム感が伝わります。「第2回週将アマCOM平手戦」の連載は中央見開き2ページの大型連載。こちらはこれからも楽しみです。

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「コンピュータは七冠の夢を見るか?」第5回は詰将棋

将棋世界 2010年 06月号 [雑誌]


月刊将棋世界6月号に掲載された連載「コンピュータは七冠の夢を見るか?」の第5回は、詰将棋を採り上げています。コンピュータ将棋が詰将棋を超高速で解けることはよく知られていますが、それは単に処理が速いから解けるわけではなく、詰将棋向けのアルゴリズムがあるからこそできる、ということがわかりやすくに説明されています(ただし、わかりやすすぎてこの説明からプログラムを書くのは難しいでしょう)。

紹介されているアルゴリズムはdf-pnで、これは世界コンピュータ将棋選手権の多くの出場者が実装しているおなじみのアルゴリズムですが、Bonanzaなど実装していなくても強いプログラムは存在します。しかし先日の第20回世界コンピュータ将棋選手権ではBonanza Felizは決勝リーグで自玉の詰みを事前に読めずに敗れる対局が続いたので、これからこの分野も強化が進むかもしれません。詰将棋を解くアルゴリズムは、やはりコンピュータ将棋にとって重要な技術といえそうです。

記事中には実戦詰将棋が例題として掲載されており、これらにチャレンジしたという報告もすでにあります(こちらこちら)。一方、コンピュータが詰将棋を創作する研究も紹介されていますが、こちらはまだ大きな成果には至っておらず、課題が多く残されています。今回も、記事中には多くのWebページへのリンクが紹介されており、特に詰将棋おもちゃ箱へのリンクをご存じなかった方はこれを機会にブックマークに追加しましょう。今回の記事は、詰将棋関連のリファレンスとしても有用でしょう。

また今月号では、例の挑戦状の件についてももちろん紹介されています。巻中中央の見開き2ページのカラーページには、挑戦状の説明、および挑戦手合を主催する女流棋士会ファンクラブ「駒桜」への入会を募る内容が記されています。

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コンピュータ将棋協会5月例会のお知らせ

(お詫び)当初、電通大の地図を掲載してしまっていたようです。早稲田大学ですのでご注意ください。お詫びして訂正いたします。

第20回世界コンピュータ将棋選手権の 出場者/観戦者の皆様、お疲れさまでした。今年も昨年と同じく、当協会の5月例会は選手権の4日後です。ハードですがご了承ください。


より大きな地図で 早稲田大学早稲田キャンパス1号館 を表示


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第2回週将アマCOM平手戦 連載開始

週刊将棋2010年5月5日号にて、「第2回週将アマCOM平手戦」の連載が開始されました。4年前の2006年に行われた第1回と同様、アマチュア強豪チームとコンピュータ将棋チームとが5対5で対戦する団体戦ですが、今回のアマ強豪チームは東京大学将棋部の現役部員5人、COM将棋チームはGPS将棋激指YSSBonanza、棚瀬将棋の5つのソフトとなっています。

連載第1回の今週は、団体戦の概要、出場者紹介、出場者の開始時のコメント等となっています。団体戦はすでに終了しており、連載第2回以降は出場者の自戦記が掲載される予定です。4年前と同じ見開き2ページの大型連載企画。発売日は本日付ですがすでに駅の売店等で販売されていますので、お買い求めはお早めに。まずは出場者のコメントが味わい深いところ。これが対局後にどう変わったか、非常に楽しみです。

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第20回世界コンピュータ将棋選手権者は激指

第20回世界コンピュータ将棋選手権は、ライブ中継のページコンピュータ将棋選手権ネット中継ブログにて報じられたとおり、激指が2年ぶり4度目の優勝。3日間の詳細は上記ページをご覧ください。

激指は、優勢を着実に拡大する安定感と、苦しい将棋でも相手に容易に決め手を与えないしたたかさを見せつけました。準優勝の習甦は、2次予選の第4局で稲庭将棋のスペシャル戦法に敗れた時点で1勝3敗と予選敗退の崖っぷちに追い詰められた直後から決勝第4局まで9連勝する逆襲を見せ、最後まで優勝争いに加わりました。前回覇者のGPS将棋は、激指にこの日唯一の黒星をつける一方、習甦とボンクラーズに敗れ3位。ここまでが次回の決勝リーグ出場権を獲得しました(2次予選への参加が免除されます)。

ボンクラーズGPS将棋と同じく2敗ながら、勝った相手の総勝ち点数1差で4位。Bonanza Felizは2度のトン死負けが響き5位。6~8位の大槻将棋芝浦将棋YSSは、あらゆる点数が同じ(いわゆる三すくみの状態)だったため、予選順位が最終順位順に引き継がれました。

将棋の内容は前回よりもさらにレベルアップし、勝又六段広瀬五段も解説に戸惑うような、時に難解な、時にミステリアスな場面が多く見られました。ますます「コンピュータ将棋の解説にコンピュータ将棋の助けが欲しい」という実感が増しました。Twitterからも、おびただしい数の声が寄せられました。

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