第27回世界コンピュータ将棋選手権はelmoが初優勝

第27回世界コンピュータ将棋選手権は昨日、決勝リーグ戦が行われ、elmo(エルモ)が7戦全勝で初優勝をおさめました。1次予選、2次予選、決勝リーグのすべてで首位となる快挙。おめでとうございます。

決勝リーグは2年連続で最終第7回戦に全勝対決が実現し、勝ったチームが優勝、という展開。雌雄を決する大一番は先手のelmoが後手Ponanza Chainerの猛攻を際どくしのぎきり、2次予選に続いてelmoが後手Ponanza Chainerに2連勝を収め優勝しました。

今回の対局の棋譜はすべて第27回世界コンピュータ将棋選手権 ライブ中継で振り返ることができます。写真やエピソードはコンピュータ将棋選手権ネット中継ブログをご覧ください。Twitterのつぶやきは主にハッシュタグ “#csalive” にて。ニコニコ生放送二次予選決勝リーグの動画中継はタイムシフト試聴可能(要会員登録)。タイムシフト予約されていない方でも、ニコニコプレミアム会員であれば予約期限内での事後予約によって視聴が可能です。また、選手権の公式情報は特設サイトをご覧ください。

最後に、決勝リーグの最終順位順の結果をどうぞ。

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第27回世界コンピュータ将棋選手権、決勝リーグに8チームが進出

第27回世界コンピュータ将棋選手権は5月4日(木、祝)に二次予選が行われ、上位8チームが5月5日(金、祝)の決勝リーグに進出しました。

一次予選トップ通過のelmoが二次予選もトップ通過。これは昨年の技巧に続く快挙です。2連覇中のPonanza Chainer(旧名ponanza)との対局に勝つなど強さは疑う余地のないところ。決勝リーグ初進出はこのelmoのほかHoneyWaffle蒼天幻想ナイツ・オブ・タヌキの計3チーム。これに上記のPonanza Chainer技巧と、大合神クジラちゃん読み太NineDayFeverを加えた8チームが優勝を争います。正確な順位は本記事末のリーグ表をご覧ください。

5日の決勝リーグは現地大盤解説会が行われますので、是非お越しください。大盤解説会の情報を含む選手権のあらましについては、特設サイトをご覧ください。対局の内容については、第27回世界コンピュータ将棋選手権 ライブ中継をご覧ください。選手権会場の模様はコンピュータ将棋選手権ネット中継ブログにて。Twitterのつぶやきはハッシュタグ “#csalive” にて。

また、4日の二次予選に続いて5日の決勝リーグもニコニコ生放送にて動画中継が行われます。Ponanza Chainerが3連覇を果たすか、それを阻むチームが現れるか。お楽しみに。

最後に、二次予選の順位表をどうぞ。

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第27回世界コンピュータ将棋選手権開幕、10チームが二次予選進出

第27回世界コンピュータ将棋選手権は5月3日(水)に一次予選が行われ、昨年に続いて一次予選史上最多タイとなる36チームが予選通過枠10を争いました。

一次予選といってももはやプロ棋士レベルでなければ通過は難しい、とささやかれる過酷な戦いをくぐり抜けた上位10チームは、順にelmo大合神クジラちゃんnozomi柿木将棋HoneyWaffle名人コブラSquirrel蒼天幻想ナイツ・オブ・タヌキCGPまったりゆうちゃん。このうち、名人コブラが二次予選出場権を辞退したことにより、芝浦将棋Softmaxが最後の1枠に滑り込みました。10チームのうち初参加はSquirrel芝浦将棋Softmaxの2チームです。

選手権のあらましについては、特設サイトをご覧ください。対局の内容については、第27回世界コンピュータ将棋選手権 ライブ中継をご覧ください。コンピュータ将棋選手権ネット中継ブログは今年も豊富な写真と図面、リンクなどで現地の模様を伝えています。Twitterのつぶやきはハッシュタグ “#csalive” にて。

また、昨年に引き続き、本日の2日目、明日の3日目に、ニコニコ生放送にて二次予選決勝の動画中継が行われます。さらに過酷さを増す戦いをお楽しみに。

最後に、一次予選の最終順位順の結果をどうぞ。

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あすから第27回世界コンピュータ将棋選手権

第27回世界コンピュータ将棋選手権が明日、開幕します。例年通り、今年も5月3日〜5日の3日間です。会場は前回に続き、川崎市産業振興会館です。

今年も最終日に解説会が行われます。交通の便が非常に良い会場ですので是非お越しください。5月5日(金、祝)の9時に解説会場が開場され、9時30分からの決勝リーグ開始とほぼ同時に解説が開始される予定です。詳細は、こちらのサイトをご覧ください。

選手権の内容は、例年通りインターネットを通じ棋譜ライブ中継ブログでリアルタイムに伝えられます。

ニコニコ生放送も例年通り2日目の二次予選と3日目の決勝リーグで行われます。生放送の視聴やタイムシフト予約/視聴にはniconicoのアカウント、またはFacebook/Twitterのいずれかのアカウントが必要です。

近年の世界的な人工知能ブームは盛り上がる一方です。人工知能技術がこれからの世界を急速に変えていくことがすでに当然の既定路線として期待される時代に入っています。囲碁はAlphaGoからさらに進化し ”Master” となったのをはじめ、世界のトッププロを破るレベルのコンピュータ囲碁が次々に開発され、完全に新しい世界に入りました。コンピュータ将棋の進歩も加速していると言われます。さて、今年の覇者は?

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電王Ponanza、名人に勝利

本日行われた第2期電王戦第1局、▲Ponanza-△佐藤天彦叡王(名人)の対局は、Ponanza71手で勝ちました。

コンピュータ将棋が公式戦で現役のタイトルホルダーに勝ったのは初めて。そもそも現役タイトルホルダーとコンピュータ将棋との対局が希少で、2007年の渡辺明竜王Bonanzaの1戦以来10年ぶり2度目。2012年から始まった電王戦では初めてです。

ドワンゴの川上量生会長に「(人類と人工知能との対決という意味での電王戦は)歴史的な役割を終えた」と言わしめたコンピュータ将棋の目覚ましい進歩を裏付けるような、Ponanzaの隙のない勝ちぶりでした。後手の端攻めを巧みに受け流し反撃、短手数で優位を拡大しました。投了図はまだ玉が詰むまでには手数のかかる局面ですが、現代のコンピュータ将棋やプロレベルでは後手に勝ち目のない状態となっています。対局中、システムトラブルにより対局が延べ1時間以上中断されましたが、持ち時間5時間のうちPonanzaの通算消費時間は(中断時間を除き)2時間に満たなかったため、対局が深夜に及ぶようなことはなく19:15頃に終局しました。

局後、佐藤名人は、Ponanzaとは短時間での練習を繰り返し行ったもののほとんど勝てなかった、と明らかにしました。今日の対局も内容はあっけなかったものの、ねじり合いの熱戦になりにくい相掛かり戦法の成り行き上やむを得なかったこともあってか、佐藤名人の局語のコメントはむしろ饒舌さを感じさせる語りぶりで、内容に良いところがなかった、名人の歴史的な敗戦、といった重い印象はありませんでした。一方、開発者の山本一成さんの局後のコメントはさらに饒舌で、第27回世界コンピュータ将棋選手権向けのアピール文書の公開でたちまち話題となったディープラーニングにも細かく言及するなど、今日のトラブルに関する不安を感じさせないものでした。

続く第2期電王戦第2局は5/20(土)に兵庫県姫路市の姫路城にて行われます。最後、と目される対局は本局と同じくニコニコ生放送にて生中継されます(初めて視聴される方は視聴方法をご覧ください)。Ponanza電王戦の不敗神話を堅持して締めくくるか、それとも佐藤叡王が巻き返すか。ともあれ、歴史的な対局が熱戦となることを期待しましょう。

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